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テリー・ギリアムのドン・キホーテのniijiifoxのレビュー・感想・評価

3.3
構想○年制作○年とかっていうのからしても駄作臭がしてた今作。
個人的にロスト・イン・ラ・マンチャ鑑賞後、期待したものと実際の内容に大分残念な差があったため、騙さたような酷く嫌な気分になった記憶があります。

でもテリー・ギリアムの新作という形で映画を見れるタイミングは残り少なそうだし、アダム・ドライバー主演だし一応見てみよう程度で鑑賞。

初っ端からまず切り口が面白く、徐々にイマジネーション過多のイメージ先行で突き進んで行く後半も良かったです。パワー不足で若干乗り切れない感じも無くは無いけど、ブラザーズ・グリム同様2度寝を繰り返した週末の朝に見る夢の連続のような支離滅裂な雰囲気が素晴らしかったです。

テリー・ギリアムの最高傑作とは思わないけど、監督の伝えたいテーマは理解できたし想像してたよりもだいぶ面白かったです。
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