ジェイティー

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のジェイティーのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

悪魔のアマンダから減刑を条件に秘密の実験を行う研究所のスターフィッシュ計画を阻止すべく様々な特殊能力を持つアウトロー達が南米の島国コルト・マルテーゼへと送られるお話。

リブートではなく一応続編的位置づけの本作。
即席自殺部隊の面々は前回もそうでしたが悪人というよりそうするしかなかったという方が当てはまる面々ばかりで根っからの悪人ってそんなにいないのかなぁと思ったりします。(能力者は厄介ですが・・・)
今回はキャラ造形もそうですがキャストも中々素敵で特にサメ人間のキングシャークをスタローンがやる時点で観ることは義務化していたのでそこに注目していましたが終盤のトモダチ見つけたよシーンでの喜びを隠せないナナウエの声を聞いていて何故かランボーラストブラッドの悲惨な運命を思い出して「ナナウエ良かったな・・・(T0T)」と少し涙が出ました。
あとトモダチとなったラットキャッチャー2ことクレオを演じたダニエラ・メルシオールはキュートでしたね。
初めて見た女優さんでしたが可愛くて好きでした。

それ以外だとハーレイ・クインは相変わらずだし、誰のための平和なのか良く分からないジョン・シナ演じるピースメイカーや養豚場の豚を見るような目つきのアマンダを演じたヴィオラ・デイヴィス、FF5の低レベルクリアが好きそうなブラッドスポートを演じたイドリス・エルバ等一癖も二癖もある面々でキャストだけでも十分満足できました。

また良いストーリー運び、編集だと時間もあっという間でして、
このメンツであともう一回作ってもいいのではないでしょうか。

ジェームズ・ガンはタランティーノやロバート・ロドリゲスとはまた違うテイストでやはり腕のあるいい監督さんですね。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol3も期待できそうです。

そういえばクライマックスで戦うヒトデの怪物は「宇宙人東京に現わる」のパイラ星人を参考にしたんでしょうか。
だとすると流石としか言いようがないですね。