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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のpeplumのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

Twitter降板騒動の時はマジでどうなることかと思ったけど復帰出来たし、その上スースクの監督脚本までついてくるなんて三方丸く収まって本当によかった。製作決定からずっと楽しみにしていた作品。
こんなに全編やりたいことやったもん勝ちでジェームズ・ガン印が分かる映画はない。すごい。
冒頭マイケル・ルーカーの登場から退場まででこの映画のノリをすべて理解させるのがうますぎる。既にタスクフォースXが存在してると認知されてる世界観なのでインプラント爆弾だけでどういう状況か分からされる。鮮やかな導入で痺れました。アメリカ国旗の前に集合というバシッとした決め絵もサマになってる。キャラ映画だと思って見に行ってその予想をバキバキにへし折ってくるのいいね。
からのブラッドスポート組の上陸。かっこよかったー。キメる時は抜群にキメるってのがよく分かる。そこからの時系列戻しも楽しい。劇中に文字を出現させるという手の込んだサービスのお陰でとても楽しく見れる。これがチャプターとしての切り替えやゲームのステージ変更みたいでワクワクさせてくれる。

今回も引率のリック・フラッグがヒロインぽいポジションになっててこれが持ち味なんだなって感じた。キャラの能力紹介と鮮やかな殺しの手口を見せておいてめちゃくちゃ気まずくするのはこれがヒーロー映画じゃなくて悪党たちの映画だからで行き届いてる。
前作がキャラ紹介とひとつのミッションだけだったのを思うと目まぐるしくやることが押し寄せてきて楽しかった。ちょっとだけ『エクスペンダブルズ』1作目を思い出した話運び。
スターロは宇宙で捕獲された映像が手が込んでて楽しかった。やはり怪獣映画は見てて楽しい。
ブラッドスポートの特殊銃起動シーンめっちゃかっこいい。凄腕ってのがよくわかる。こいつならスーパーマン病院送りに出来るって納得。山ちゃんの渋い吹替もハマってた。
ピースメーカーめちゃくちゃキャラたってて好き。原色のダサコスチュームも似合ってる。武器もデカくてかっけー。明夫さんがマジメバカってのが楽しい。
ラットキャッチャー2かわいい。悠木碧の声がよかった。あと何気にタイカワイティティパパやってて似合ってた。どのキャラも短いながらも家族とのシーンがあってキャラ掘り下げられてた。
アマンダ・ウォラー、やな奴すぎてそれがキャラ立ちに一役買っているのが痛快。あと司令室のチームが賭けしてるのもただの正義のヒーローじゃない感じビンビン来てよかった。
ハーレイ・クイン。もはや誰にも止められない生き生きしたキャラクター。ジョーカーのものというタトゥーを変えたという話も納得のバッドアスなキャラ。本編的にもメタ的にもここまで死なない頼もしさがあるのは嬉しい。
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