キノ

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のキノのレビュー・感想・評価

4.0
あの曲(後述)なら、日本号泣だった・・・

友好・敵対を主軸に、平和やドン底を物語るヒーロー映画で、アメコミ初心者の私も楽しめた。キックアスのクロエを超えるバトルは必見。しかしギャラクシーシリーズには無いランダムな下ネタ(R15)が星-1で、意味ある下ネタのEEAAO (星4.8)に届かない。でも本作の脚本力はダントツで、冒頭ヴィランと小鳥の関係は、米政府と小国の関係の比喩だし、鼠会社と監督のリアルな暗喩。それをアメコミに仕掛け、初心者もファンも喜ばせたのは驚異。全盛期ピクサーの物語力を本作が超えている点として・・・と書いていたら四千字超えたので略。

↓で、その曲ですが


↓(ネタバレ、か?)

ラストバトルはリンダリンダなら、作詞最高で、日本号泣だった。

タイカのお涙シーンで曲開始して、曲もアレも爆走になって、リンダ毎に倍増して、水中で歌声くぐもって、「愛の意味」でハーレークインに、歌声クリアになって、「離しはしない」で槍に、「ボクは一つだけ持つ」で赤鼠に、スポット当てる。そして手を振る赤鼠回想連写。そしたら、長年疑問だった決して負けない強い力とは何か?に答えが出て、泣いたと思う。

多分こういう妄想してガンは映画作ってると思う。アンサーソングならぬアンサームービー。
キノ

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