このレビューはネタバレを含みます
※小鳥が好きな方とネズミが苦手な方は注意!
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DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)第11作目。
第3作目のスーサイド・スクワッドの続編。
というわけではなく、設定は同様ですが “ジェームズ・ガン版のスーサイド・スクワッド” という位置付けの作品です。
人がバンバン死ぬにも関わらずコメディ要素が強く、B級感満載の作品となっています。
まず序盤で登場する先発組14人の悪党の多くが早々に戦線離脱してしまう展開は、予想外でおもしろい。
後発組が合流する頃には生存者はハーレイとフラッグの二人のみ。
キング・シャークやウィーゼル、シンカーなど、登場人物が人外にコスプレ感満載のビジュアルと振り切っています。
そして極め付けのスターフィッシュ計画ですよね。
バッと姿を現した際のスターロ大王、かわいい。笑
気持ち悪いし普通に恐いのだけど、もうこのバカバカしさ加減が最高です。もっとキャラデザもCGも上手い事できたでしょうに、敢えてのこのテイスト。まさにB級!でもそれがいいんですよね〜。
個人的にはフラッグ大佐が好きなキャラだったので、ピースメイカーとの一件は、正義に対する価値観の違いが生んだ悲しい結末となってしまい残念でした。
そして今作でもウォラーが本当に嫌な奴でイライラさせられました。彼女がいなければ成立しないとはいえ、例のシーンではスカッとした方も多いはず。
ゴチャゴチャしているのに何故かうまく纏まっている、ジェームズ・ガン監督でなければ創り出せない世界観を楽しむ作品です。
余談。
ハーレイの登場シーンの顔が一瞬、マーゴット・ロビーではなくダニエル・パナベイカーに見えてとても驚きました。ドラマ版フラッシュのキラーフロストにめちゃくちゃ似て見えたんですよね。もし共感してくださる方がいたら握手です。笑