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世界で一番ゴッホを描いた男のnopikoのレビュー・感想・評価

5.0
ゴッホの複製画を20年描き続けている中国人の男性のドキュメンタリー。
お金を必死に貯めて取引先のあるアムステルダムへ渡航。
アムステルダムの画廊で販売されているのかと思ったら、まさか取引先はお土産屋さんだった。
彼の誇りとアイデンティティが失われてしまった瞬間はとても心が痛んだ。


複製画を描き続けてきた20年を続けていくのか、新たな道を探すのか。
彼は彼なりのオリジナルを描いてみる道を選んだようだ。

ゴッホを軸にしたドキュメンタリーだが、
自分は何者で、何をしたいのか、何ができるのか、どんな価値を与えられるのかを考えるいい機会になる作品。
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