えぴこ

バンブルビーのえぴこのレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
4.2
元気がもらえる映画。とにかくバンブルビーのチャーミングさ、少女チャーリーとの信頼関係にときめく!トランスフォーマーに関して「地球外生命体の戦士」というくらいの知識しかなかったけど、ストーリーもわかりやすく楽しめた。少女の青春、過去の克服、冒険物語の側面が強い。

出会いのシーン、激しい戦いで記憶と声を失い、目覚めるも状況がわからず、膝を抱えて縮こまり怯える子犬のようなバンブルビー。手を出したら顔を寄せてくるのでやられてしまいました(そのあとも何度かあたたかいハグやふれあいのシーンがあります)。なんてかわいいの……

不安が解けてきてからは、本来の無邪気な性格を発揮してまた別のかわいさ。にこにこしてしまうコメディシーンがたっぷり。

というか、メカメカしいのにあそこまで豊かに感情表現できるんだという驚き。ライトの強弱を瞳孔のように使い、マンガ的な表情を見せる。激昂モードも素敵。人語はわかるけど声がないので、 大事になるのがボディーランゲージ。肩、腰、膝など関節の使い方がうまいのと、なんといっても指と耳(触覚)の表情が豊か。あれは生きてる。

完全に記憶を取り戻してからは戦士の顔と動きになって、小さなボディを活かした素早い機動と機転をうまく効かせて敵と戦い、チャーリー(と地球)を守る。かっこよくてずるい。戦いを終えたあとのゴールデンゲートブリッジを入れた引きの画もいい。

ベイマックス好きは、ほぼ確実に好きになります!
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