EDDIE

バンブルビーのEDDIEのレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
4.6
バンブルビーがとにかく愛らしい!先行上映にて鑑賞。感想としてひと言、「この映画を観に行って良かった!」

シャイア・ラブーフ版の3作、マーク・ウォールバーグ版の2作とシリーズ5作を数える大人気シリーズが、初のスピンオフ映画化。
私は前3作しか観ていないのですが、正直マイケル・ベイ監督と肌が合わないんですよね(過去レビューを参照ください笑)。
本作も変わらずスピルバーグ製作総指揮、ベイは製作ということですが、なんとトラビス・ナイトが監督をするということで少し期待値が上がっておりました。ナイト監督は実写映画は初のメガホンなんですね!

実際に鑑賞してみるとこれまでのとりあえず派手にぶっ放しとけ演出から、各キャラクターにスポットを当てた人間ドラマとして見事完成されていて見応え十分でした。
ヘイリー・スタインフェルド演じるチャーリーとバンブルビーの出会いから2人が絆を深めていく様子を笑いも交えながら見せてもらい、終盤バンブルビーが覚醒するきっかけの場面ではそりゃあ涙持ってかれますわ、と。
物語にアクセントとして絡んでくるサブキャラもみんないい味出してました。
チャーリーに恋心抱くメモ(ホルヘ・レンデボルグJr.)やチャーリーの家族たち。この家族との繋がり、在り方っていうのも物語の中で無視できない部分なんですが、カーチェイスのシーンは痺れましたね!

あとはジョン・シナ演じるバーンズ少佐。バンブルビーをはじめとしたオートボットたちに最初から疑念を抱き、敵意むき出しなわけですが、クライマックスのバンブルビーとのやり取りは感動必至です。

個人的に伏線の張り方が見事だったと感じたのはクライマックスのチャーリーの決断のシーン。なるほど、彼女の過去の設定がここで生きてくるのかと!

おそらくこれまでのトランスフォーマーシリーズが好きな方からすると、マイケル・ベイ色がいつもに比べると薄いので満足しないかもしれません。逆にこれまでのシリーズに相性が悪かった方は、意外に本作ハマるかもしれません。中身がしっかりしているので(笑)

あとは設定が80年代の設定なので、音楽がまたいいですよね。ボン・ジョビやa-haなど、アガる選曲。ここ最近懐メロをフィーチャーする映画が多い気がします。
映画をきっかけにまた過去の名曲に興味を持つ方々が増えるとまた良いですよね。

とにかく本作でバンブルビーが愛おしくもなり、一家に1人バンブルビーが欲しいと切に願うことでしょう。笑(作品とチャーリーに敬意を表し、1人という言い方が適切だと考えました)
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