いののん

バンブルビーのいののんのレビュー・感想・評価

バンブルビー(2018年製作の映画)
3.8
幸せの黄色い車


「トランスフォーマー」ってなんですか、それは?
全然知らなくても大丈夫でした!
ご満悦w


『トゥルー・グリッド』ではマティ、『スウィート17モンスター』ではネイディーンを演じたヘイリーちゃんが出演となれば、観ないわけにはいきませんっ!(今回は、チャーリーちゃん)
 

そしたら、『ブリグズビー・ベア』のスペンサー君、『アリータ』ではヒューゴの友人君を演じたジョージ・レンディボーグ・Jr君が出演していて、まあ大変よろしいのだ(今回はメモ君)。


映画ファンをくすぐる仕掛けが沢山ある。彼の部屋には、ジョン・カーペンター大先生の『遊星からの物体X』のポスターが!ほかにも、ファンをよろこばせる数々の品があったに違いない。もっと部屋をじっくりみたかった!(『ニューヨーク1997』へのオマージュかと思われるシーンや、ETを思い起こさせるシーンなどもあり)


きっと音楽に詳しい方々をくすぐる仕掛けも山のようにあったのだと思う。80年代の音楽に親しんでいたら、よろこびや楽しさは、きっと何十倍にもふくらんだハズ。Tシャツも!


とにかく、B-127?=バンブルビーが、めっっっちゃ可愛らしい!
スネスネする姿も、体育座りする姿も可愛い。なめらかに車になったり、地球外生命体?に戻ったりと、変身する姿もたいそう可愛い。青い目の形もベリー可愛くてちょっと切なくて、もう可愛いしか言葉が出てこない。ラジオでの会話、音楽での会話。最初はコドモみたいなバンブルビーが、ヘイリーちゃんと過ごすことによって、少年になり、オトコになり、なんかキュンキュンしちゃう。


7歳くらいの少女ではなくて、18歳くらいの思春期の少女、という設定が、私には大変ナイスなものに思える。守ってあげたいが、相互にある。その関係が、とってもいいと思うんだ。


突っ込みどころを考えたらキリがない。でも、それはまあいいんじゃないかという気持ちになった。車の絵本とか、色々思い出して、優しい気持ちになれたから。
いののん

いののん