murmur616

ポラロイドのmurmur616のネタバレレビュー・内容・結末

ポラロイド(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

 "そのポラロイドカメラに映されたら必ず死ぬ"というシンプルなルールのホラーで好みでした。
 怪異の不快な息遣いや断片的に姿を見せていた時はなかなか不気味で良かったです。子供時代に金曜ロードショーとかで間違えて観ていれば、程良いトラウマが得られそう。
 バードに好意を寄せる良い奴風なタイラーが登場したとき、「でもバードはコナーが好きなんだよな・・・」と甘酸っぱい恋愛模様も描かれるのかと勝手に期待してしまいました。その後タイラーが普通に惨殺されてちょっと笑っちゃいました。無念だろね。
 デヴィンの「次に殺られます!٩( ᐛ )و」感も露骨で面白かったです。主人公を責める、保身の為カメラで友人を撮ろうとする、急に改心して「俺が狙われている内に解決策を探れ!」と死亡フラグのデパート状態で殺されなければおかしいレベルでした。ちゃんと殺られましたね。
 カメラを壊そうと壁に叩きつけたら、ホラーらしからぬ衝撃波で吹っ飛ばされるのにもウケました。
 冤罪で真っ二つに殺された保安官のことも少しは悼んでやんなさいよ。
 ラストは「お前も映っちゃダメなのかよ!?」と愉快でした。相手の能力の穴を利用して倒すのが、なんかバトル漫画みたい。
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