やっぱすげぇな。
デビュー作でこれか。初見の頃は踊る大捜査線のついでにVHSで観たからまぁこんなもんか。という感じだったが今見返すと盛り盛りやな。
ローマの休日とかノッティングヒルの恋人なストーリーをホイチョイなノリで起動。(しかもノッティングヒルより3年も先！！)でもその後の展開や音楽の使い方は近年のララランドや新海誠な雰囲気を感じ全く古さを感じない。細かなカットの応酬や縦横無尽に動きまくるカメラワークはかなりハリウッド的で攻めてる。照明もめちゃ凝ってて35mmで観るとホントに映える。特に観月ありさの美しさは異次元だ。
今回、本広監督の生解説を聴きながらの観賞という貴重な体験ができた。普段からDVDのコメンタリー大好きなのでこれはホントに至福の時。本広本ではデビュー作で映画TVドラマCMの混成チームだったから現場まとめるのに精一杯で自分色をあまり出せなかったと語ってたが出るわ出るわこだわりの本広演出エピソード。やや耳につく独特のセリフ回しの謎が解けたのが一番の収穫でした笑
