このレビューはネタバレを含みます
197本目。
もうすぐ配信終了だから観とこうシリーズ第16弾。
うーん微妙。
2001年9月11日。その日もニューヨークは多くの人が行き交いワールドトレードセンターにもたくさんの人がいた。実業家のジェフリーは妻・イブとの離婚調停による話し合いのためにビルを訪れビル保全技術者のエディはビル内の雑務を行なうためにいつものように出勤していた。(このエディ役どこかで観たような…思い出したい)他にもバイクメッセンジャーをしているマイケルやティナなどが偶然同じエレベーターに乗り合わせ彼らが乗っていたエレベーターは上層階に上がっている途中で大きな衝撃とともに止まってしまう。異変はビル内でオペレーターをしているメッツィーにもすぐに伝わっていた。(このメッツィーが歌ってたトゥモローが面白かった笑)エレベーターの監視カメラの多くは作動しなくなっておりエレベーターの作動はもちろん、通信もできない状況に陥っていた。エレベーター内に取り残されたエディはインターホンを使ってメッツィーと連絡をとろうとするが応答はなく携帯電話もつながらなくなっていた。メッツィーはどうやらトレードセンターに小型機が衝突したという情報を聞き青ざめた顔になる。唯一のビルの関係者でもあるエディだが保全技術者でありエレベーターのことについては門外漢でもあったため脱出方法については情報を持っていなかった。
ジェフリーたちはエレベーターのドアを開けようと試みるが扉にはロックがかかっており力ずくで開けることはできない。外の状況が分からない彼らは救助が来ることを信じて待つことに。エレベーターが止まる直前に乗ったエディはそこが37階と38階の間ぐらいではと推測する。メッツィーのもとには消防隊が到着しメッツィーや取り残されたジェフリーたちがいるノースタワーの90階で火災が起きていることを伝えるがメッツィーは利用可能なエレベーターはなく階段を使って上るしかないと隊員たちに話す。ジェフリーたちは1993年に起こったワールドトレードセンター地下の爆破テロ事件を思い出す。停電やエレベーター内から聞こえる異音はそれらの記憶を呼び起こすものだった。彼らは改めてエレベーターからの脱出を試みるがドアは固く閉ざされており途方に暮れているところにメッツィーからの通信が入る。メッツィーはエディたちにワールドトレードセンターに飛行機が衝突したことを伝えすべてのエレベーターが停止していることを説明。そして消防隊が消火を優先して活動を行なうであろうことを説明しエレベーター内の救助活動までには時間がかかるだろうと伝える。とりあえずは外部と通信を行なうことができこちらの状況を伝えることができたことで救助に希望を持つことができたジェフリーたち。エディは実業家として有名なジェフリーがいるおかげで優先的に助けてもらえると喜ぶが妻であるイヴは家族との時間を作ろうとしないジェフリーに嫌気がさしていた。エディやマイケルにも家族があり子どもがいることを話しマイケルは娘が今日誕生日であると話す。
そんな話しをしていたときエレベーター内はまたしても大きな衝撃に襲われる。今度は隣のサウスタワーに航空機が衝突し大きな爆発を起こしていたのだ。その光景を見ていたメッツィーは言葉を失いエレベーターへ連絡を入れたメッツィーはエディたちにすぐにその場から逃げ出すようにと伝える。メッツィーはエレベーターの天井に取り付けられたハッチを開けてみることを提案しジェフリーやマイケルはエディを抱えて天井に押し上げる。巨漢のエディは必死に天井のハッチを開けようとするが外側からロックがかかっておりドライバーなど使える工具を用いてロックを外そうとする。しかしロックを外す前に抱えているマイケルたちに限界が訪れてしまい天井からの脱出を断念する。ニューヨーク中の消防隊が駆けつけていると励ますメッツィーだが救助を待つしかないマイケルやティナなど取り残された人々は苛立ち彼らの不安はピークに達していた。そこへイヴの携帯電話に母親から連絡が入る。テレビのニュースを見てイヴを心配してかけてきた電話にイブは夫とともにエレベーター内にいることを伝えた。そして取り残された人々の家族の連絡先を伝え電話が通じない彼らに代わってイヴの母から連絡をしてほしいと伝える。最後にはジェフリーとイヴ、2人の息子に電話をつなぎ愛してると伝えて電話は電波の影響か切れる。救助を待つ間取り残された人々は身の上話しをし始める。エディは妻をハワイに連れていきたいと思っていたがギャンブル癖があり多くの金を賭け事に費やしていた。地位を追い求めて夢を見てしまうというというエディにティナは「私は違う」と語る。エディはニューヨークに住んでいる人はみんなそうだと反論するがティナはお金持ちの老紳士と愛人関係にあり彼との別れ話のためにビルにやって来たと話す。マイケルは自分には特別話すようなことはないと言うが偏見が強く成功者のジェフリーに憎まれ口をたたきイヴはジェフリーが初めから恵まれていたわけではないことを話す。
一方でイヴの母は取り残されたエレベーターの関係者に連絡をとり代理として彼らからのメッセージを伝える。テレビのニュースを心配そうに眺めながら電話を受ける家族たちはみな一様に涙を浮かべながら彼女の言葉を聞く。エレベーター内には火災による煙が充満し始めていた。呼吸も自由に行なえなくなっている状況でジェフリーたちはハンカチを濡らして口もとに当てドアをこじ開けて脱出を図る。少しだけ開いたドアのすき間から壁に向かってドライバーを突き刺したエディは壁が柔らかいことを確認すると突き破ることができそうだと判断する。しかしそのためにはエレベーターのドアを完全に開かなくてはならない。メッツィーはエレベーターのマニュアルを探し出しそれを読みながらエディにドアのロックの形状を伝える。鏡を使ってロックの位置を把握したエディは工具を用いてドアのロックを解除しようと試み最後には全員で力を合わせてドアのロックを解除することに成功する。ドアが完全に開くとエディたちは前の壁に穴を開けて脱出しようと試みる。
男性陣が交代でハンマーを使い壁を壊すと道具置き場へと通じる穴が開きさらに穴を広げて人が通れる穴になる。エディたちはまずイブをその穴に通して脱出させようとする。しかしそのときエレベーターのワイヤーが切れはじめエレベーターが落下しそうに。エディたちは急いでイヴを押し上げイブはエレベーターの外へと脱出することに成功。しかし他の人たちは穴との間に距離ができてしまい脱出することができなくなってしまう。ジェフリーはイヴにビルから脱出するようにと伝え愛してると言い残すとエレベーターの中で身を伏せるのだった。他の乗客たちもあお向けになって身を伏せエレベーターの落下に備える。その後残りのワイヤーがすべて切れてエレベーターは真っ逆さまに落下していく。エレベーターには自動で作動するブレーキが取り付けられており地面にたたきつけられる前に止まる。イヴは煙の充満する中大勢の人とともに階段を下りて避難を始めるが隣のビルでは崩落が始まりその衝撃はメッツィーたちのいるビルにも伝わってくる。これを受けてメッツィーのもとにも消防隊がやって来て避難をするようにと促される。エレベーター内にいた人たちはケガをしているものの全員が無事で傷だらけの彼らは再びエレベーター内に閉じ込められてしまう。
イヴはビルの外へと脱出し黒煙と土煙の舞うビルの外で必死に助けを求める。通りかかった消防隊に協力を求めロビーのエレベーターにやって来たイヴは外からエレベーターを叩いてジェフリーたちのいるエレベーターを探そうとする。いくつかのエレベーターを調べたあとようやくジェフリーたちの乗るエレベーターを見つけ外からドアを開けて彼らは脱出することに成功。すき間から一人ずつ脱出し最後の一人となったジェフリーがエレベーターの外へ出ようとした瞬間またも衝撃によってエレベーターは落下し１階と地下の間で止まってしまう。少しだけ見えるすき間から顔を出しジェフリーに呼びかけるイヴだが脱出するには高さもすき間の大きさも足りずジェフリーはマイケルたちに呼びかけてイヴとともに外へ脱出することを指示。エレベーターの乗客たちは全員外へ避難したあと消防隊員は一人現場に残りジェフリーを助けるために尽力する。エレベーター上部のハッチを開け上から手を伸ばす消防隊員にジェフリーはその手をつかむがそのときビルの上の方から轟音とともに大きな衝撃が伝わってくるのだった。
