みあね

ナインイレヴン 運命を分けた日のみあねのレビュー・感想・評価

4.0
アメリカ同時多発テロ事件を題材にした映画。エレベーター内というソリッドシチュエーションで繰り広げられる人々の物語。

2001年9月11日午前9時3分、日系アメリカ人建築家ミノル・ヤマサキが設計した世界貿易センタービルにイスラム過激派組織にハイジャックされた飛行機が追突した。南棟と北棟に1機ずつ追突し、南棟は56分後、北棟は1時間42分後に崩壊し、その破片とそれに伴う火災は周囲を巻き込む事となった。
そのビルのエレベーター内には5人の男女が閉じ込められていた…彼等は何が起こってエレベーターが停止したのかも分からず、脱出すべきか、救助を待つべきかを話し合う。徐々に現状を知るにつれ、絶望と恐怖が彼等にのしかかる…

今作は実際のテロ事件を基に創られたストーリーになっている。狭い空間に人種も貧富も文化も、何もかもが違う人間が居合わせ、協力しなくてはならない状況のリアルを描いている。救いがあるような、ないような…何とも言えない気持ちに胸を鷲掴みにされる作品。

吹替版
みあね

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