アメリカ同時多発テロで生き延びようとする人々の物語。
エレベーターに閉じ込められた人々が切迫した空気の中、赤の他人同士が力を合わせる姿に感動した。
物語のほとんどがエレベーター内で展開するが、全く飽きずに見られる作品。
飛行機が追突するあの映像は何度も見たことがある。
しかし、当事者たちの生々しい苦しみは知ることが無かった。また、彼らを救いたくても被害者の数が多すぎて救えない人々の無力感も痛いほど感じられた。
この映画を見て、改めてこの事件の悲惨さ、｢生きる｣ことを奪われる人の辛さ、残された人々の喪失感を忘れてはならないと感じた。
私は物心がついていなく、事件のことを知らなかったが、鑑賞して良かったと思う。
若い人たちこそ、心は痛むがこの映画を観て欲しい。
