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希望のかなたのりのネタバレレビュー・内容・結末

希望のかなた(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2024映画はじめです。

冷たくて無機質なものと、あったかいものが同居する感覚になったなー。

戦争で故郷にいられなくなり、やっと辿り着いたフィンランド、難民申請のハードルは高く、そういった人間を認めないものからの暴力を受け、でもなんとか働かなきゃ生きていけない。そんな中でも、優しさを与えてくれる人はもちろんいる。

人生の再スタートを賭けているレストランのシーンがずーっとゆるくてすきだった。
あれで経営が成り立つ不思議笑
寿司レストラン転向シーン楽しすぎるでしょう。寄せ集め日本感が最高でした。

基本的に感情の発露があんまりない映画で、ちょっと遠目から淡々と眺めている感じ。個人的にすごく広く見渡せる映画な気がした。

あと、人間の撮り方がとっても美しいなあと思ったり。
特に寿司レストラン失敗のオーナーのシーン。光と影があまりに綺麗。
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