最高に笑えて泣けた。自分の中では傑作の部類に入る名作です。
背景としては重い。
生き別れた妹を思いながらの難民申請をするカーリドに、待ち受けるは差別や暴力。希望を見失いかねない状況です。
そこに物語にはもう一人の登場人物が。ポーカーで出にした大金をもとに夢であったレストランオーナーになったヴィクストロム。
このレストランが最高に面白い。
まずやる気がない、そしてサービス精神は皆無。そしてアイデアレベルでで始めた寿司屋は壊滅状態。
わさびをアイスクリームのようにとったら駄目でしょ、、、この寿司のシーンはここだけでコント成立すると思います。
行き場のないカーリドをヴィクストロムがレストランに雇うことで物語は急展開。
この二人は互いに立場や状況は異なるものの、共通しているのは希望を持っていること。それに向け方法はともかく努力している姿に感銘を受けました。
そしてラストシーン。
今までの、のどかなシーンからの急展開。ここは泣けますね、、、
全体として音楽のセンスがよく、歌詞も深いため、物語全体がキレイに彩られます。
アキカウリスマキ監督が好きになりました。最近では映画「枯れ葉」がヒットしてますが、他の作品も見てみたいです!