記録用
アキカウリスマキ監督作品。
妹と生きわかれになり船に忍び込みフィンランドへやってきたトルコの不法移民の男性とギャンブルで大勝ちして現在の生活をやり直すためレストランを経営するため奮闘する男性とその従業員たちが繰り広げるコメディ。
コメディというとコメディなのだがアキカウリスマキ作品特有の貧困や悲哀とアイロニーが混ざり合い独特のマリアージュになっている。
フィンランドというと自由で国民幸福度一位の国であるが作品からはその空気は全く感じられない。
しかしその中でも寄せ集めのメンバーが店を盛り立てようと奮闘しとんでも寿司屋が爆誕した時は笑ってしまった。
主人公と妹がひとときの邂逅がこの映画の希望であり光であるといえる。