ねこ無双

ジョシュア: 大国に抗った少年のねこ無双のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

後日感想追記しました!
この映画は自分の記憶への記録も兼ねて、かなりあらすじ書いてますし、レビューとは言えない内容なので、ネタバレボタン。

🐾ーーーーー

2011年、14歳で學民思潮という活動グループ(現在は解散)を立ち上げたジョシュア・ウォン。
思想の自由、言論の自由を求めて。
彼はみんなと同じ普通の学生でした。
最近まで収監されていたアグネス・チョウ(周庭)さんもメンバーの一人。

子供時代を捨てて民主化運動を続ける。
メンバーら、ジャーナリストのインタビューも交え、人となりも伝えてくれてます。
知っているようで、私は詳細を何も知らなかったんだな…と思いました。

1997年イギリスからの中国への香港返還。
一国二制度を中国は認めていたが…
2012年中国政府は香港の人たちが中国への愛国心が欠けているとして、国民教育の導入を発表。
これを洗脳教育として、教育義務化撤回を政府に求めて政府庁舎前にテントを張り、ジョシュアたちがデモを行った記録。
少人数での開始が次第に賛同を得て、大きなうねりとなり、12万人集まる。
度々視察に来る行政長官は最初は鼻にもかけていなかったが、最終的には2012年義務化を撤回。

ジョニー・トーの『エレクション』では組織代表選挙や中国からの介入が描かれて。
実際の香港では香港返還以来、行政長官は全て中国が選び実質的な選挙は無いです。

普通選挙を求めて。
香港セントラル地区の占拠、中環占拠運動へとつながっていく。
平和的なデモだったが、香港警察による武力的な鎮圧が行われます。
雨傘対催涙ガス。
決行されたハンガーストライキ時にはジョシュアさんは18歳になっていた。
そして、79日間後の強制撤去と残った無力感。

学民思潮は解散後、民主派政党という次の活動へ。
グループの最後にはお別れパーティーが開かれるが、それはとても若者らしく屈託ないものだった。
本来なら当たり前にある世界。

2017年ジョシュアさんは収監、現在(2021年9月)も解放されていません。

🐾もし記録に間違いがあったら、遠慮なくご指摘くださいね。