シラトリーヌ

ジョシュア: 大国に抗った少年のシラトリーヌのレビュー・感想・評価

4.0
ごく普通の家庭の少年だったジョシュアをここまで突き動かしたのは何だったのか。社会情勢、声を上げない大人たち、それだけでは説明が足りない。あるいは誰かの生まれ変わりなのか?
子供がゲームに熱中するように活動に没頭していく彼は少し狂気じみていながらも、子供である故に発生する圧倒的なカリスマ性に人々は先導されていく。

それでも奇跡は起こらない。
映画の終わりには希望が見えても、その後香港と彼らがどうなったかはニュースの通り。
しかし報じられていることが全てとは限らない。
視点を変えればまた別の真実がある。
世界は途方もない。