ボブおじさん

美しい湖の底のボブおじさんのレビュー・感想・評価

美しい湖の底(2017年製作の映画)
3.5
小さな町で発生した銀行強盗事件を時間を遡って見せていく〝時間逆行型〟クライム・サスペンス。

主な登場人物は、3人の銀行強盗と保安官の4人。そこに銀行強盗の家族が少しだけ絡んでくる。あ、あとFBIも来てましたBチームだけど😅

鍵を握るのは過去に起きた、犯人の息子が巻き込まれ事故死した爆破事故。その裏で何があったのか?

間抜けな銀行強盗3人と切れ者の保安官は、かつては同じ高校のアメフト部。しかも犯人の1人は保安官の兄だった。

全ての決着がつく金曜日から遡って木曜・水曜と事件の概要が見えてくる。そしていよいよ犯行を実行する火曜日。そこで何が起こったのか?

素人強盗達のユルユルな犯行現場に失笑し、つい油断して見ていたら。〝アレま!〟と驚きの展開‼︎

ことの次第を遡って小出しに見せる脚本は面白いのだが、細部については手慣れているとは言い難い。クライマックスの盛り上げや子役の使い方、何よりラストシーンの演出方法に、もうひと工夫欲しいところだ。

とは言え低予算で86分の小品としては、それなりに楽しめた。真実は今でも美しい湖の底で静かに眠っているのだろうか?



〈余談ですが〉
確かにFBIだからって全員優秀なわけじゃないか😅
本作は2年ほど前に1度見ているのだが、内容はほとんど忘れていた。

ということは、余り記憶に残る作品ではないということか😅