Naoya

ドグラ・マグラのNaoyaのレビュー・感想・評価

ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)
2.5
大正末期。古い大学病院の精神科で男は目を覚ますが、自分の名前も顔も覚えていない記憶喪失であった。そこへ現れた大学教授と、謎の死を遂げた正木教授の導きにより記憶を取り戻そうとする。夢野久作原作のサスペンス小説の映画化作。軸は男の記憶を取り戻す展開だが、あらゆる不可思議な作り込みや演出から、主人公同様に、何が真実で何が虚偽なのか判別しがたい内容が散りばめられ、主人公同様に記憶を探っている感覚になる不気味な内容になってます。場面場面でエネルギッシュで、奇抜で、狂気さが滲み出てます。また初めから観たくなる毒性は強い。
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