桂枝雀師匠…起用に万歳！
原作は夢野久作ドグラマグラ。
精神病院を舞台として展開される入れ子構造、循環構造、メタフィクションにも果敢に挑戦している映画。原作のもつ言葉遊びも枝雀師匠の怪演によって、デマゴーグとも、活弁士とも、チンドン屋ともつかない語り部を得て十分に発揮されている。
ファンは物足りないかもですが、映像化としては十二分だと思う。
誰かこんなテンションで武田泰淳の富士を映像化してくれないだろうか。戦前のドグラマグラに匹敵する奇書といえば富士しかないと思うのだけれど。
しかしここまで放送禁止用語を連呼する映画はもうムリか…
てゆうかAmazonプレミアつけすぎ…ほんと古書業界も値の付け方が変わってしまった…
→再発売で安くなりましたた〜よかった〜
