あなたのやさしさを何に例えよう

隣人のゆくえ あの夏の歌声のあなたのやさしさを何に例えようのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

途中まで女子高生たちによるディストピア的な世界観でよく分からなかった

小梅と絹代​が喧嘩するシーン
小梅がめちゃくちゃ性格悪い

先生と母親に呼び出されて旧校舎の事実を知った後のシーンが急に怖い。
階段に小梅。

こんな豊かな空想を作り上げたカンナを病気として自尊心を奪ってしまう社会への批判的なことがテーマかと思っていた

「こっちに来たらいかん」という言葉

少女たちがカンナと一緒に帰れなかったのも、ここから出れなかったから

事情がわかると「観客役がほしい」というミュージカル部の少女たちの願望がとても切ない

サイレンの音に鳥肌が立った
油が撒かれた「わたしたちを燃やし尽くすために」

高校生で子どもを産まされたから、主人公がいるんだ

”70才になったら”の歌
「紅茶片手に読書三昧」
これがこの時代の女の子たちの夢見る贅沢だったんだと思うと、胸が締め付けられる
時代の犠牲となった生命たち

「終戦から70年」

70才になったらのシーンで、馬になってる女の子が手の汚れを気にしてるのが好き

舞台挨拶でキャスト2人と助監督の3人が登壇して、制作エピソードを話していた。当時中学生だった3人の人生を変える、映画制作の経験だったそうだ。それってすごいことだなと思った。

23.08.19
K'sシネマ