自然の中にぽっつりある小さなお家に、住む2人伊鈴とあき。
それはふたりだけで完璧に見える生活だが、もう一つの矢印がここに入り込むと、複雑に絡み合ってくる感情。
いかにも女性しか作らないような白いワンピース、生活感のない2人の家、3人の無垢な女の子たちの世界。
監督の描こうとしてるのが、男性のはいるスキのない儚いガールズ百合ムービーなのだとしたらもっともっとエロスを振り切って欲しかった。
毒々しさは少なめなのでMVの枠は超えず。
一方通行の矢印が虚しくて、ただ「ごめんね」を繰り返すしかない。
誰のせいでもないから切ない。
もちろんムーラボなので、もちろん音楽のコラボで、ボサノヴァ風の音楽は素敵でした。