めちゃくちゃ面白い。スラム街で生まれ育ち菅原文太はヤクザ、梅宮辰夫はボクサーになる。(キッズリターンはここから着想得てるのかも) 時を経て、故郷に戻ってきた二人。
しかし菅原文太は生まれ育ったスラ…
きったないスラム街でもそもそと殴り合う人々を荒々しく切り取る手持ちカメラに興奮する。
画面を赤く染める照明も。
深作欣二はふとした時に真上からのカットを挿入するのが滅茶苦茶巧いと思う。菅原文太が乗り…
2人の男が逃げ警察がやってくるまでを捉える長回しにおける、カメラの降下、上昇、降下という流れが素晴らしい。『県警対暴力組織』の前段階とも取れるが、中島貞夫『実録外伝大阪電撃作戦』や加藤泰『男の名は履…
>>続きを読む小松方正のナレーションから実録モノ風に始まるが、まだまだ昔ながらの任侠モノを踏襲した作劇。鶴田浩二の殴り込みは既視感バリバリである。弟分の待田京介を亡くしてシクシク泣く文太が意外だ。文太と辰っちゃん…
>>続きを読む親友同士が敵対してしまいますが、最終的にほんとうの悪の存在に気付き、手を組んでやっつけるという筋はベタではありますが、その親友同士が梅宮辰夫と菅原文太ですから、胸が熱くなりますね。当時のやくざものは…
>>続きを読む深作欣二監督。
梅宮辰夫、菅原文太主演
昭和40年、港に再開発の話がわき出て、そこに立つ倉庫の利権を浜の組と東京の組が争う。
深作欣二の作品としては、「仁義」以前の作品で、若い梅宮や菅原を主役…
中小企業としてのヤクザ。トレンチコートの文太さんがかっこよ過ぎてどうにかなりそう。子分の死体を引取りに行くシーンはクーリンチェ、梅宮辰夫と復讐を誓うシーンば海がきこえるぽさを感じた。照明がなんか面白…
>>続きを読む任侠と実録の過渡期的傑作。
初期今村昌平的な泥臭いスラム描写がいちいちエグいし、ラストの乾いた砂利地でのペキンパーもかくやな超暴力は鋭く躍動してて素晴らしい。
夕陽の光がめちゃくちゃ詩的な印象なの…