シーケー

女と男の観覧車のシーケーのレビュー・感想・評価

女と男の観覧車(2017年製作の映画)
3.7
ウディ・アレンはちょいやさぐれてるのではという感じがする。
ケイト・ウィンスレットはこの感じで同情できるし、やな女だし、女優としてのうまさみたいな魅力がある。
水辺映画として、桟橋、砂浜、遊園地をシンプルに描く海辺の良さがすごい。
おそらく外にスクリーンを作って映像を流して撮影している遊園地内にある自宅は夢がある。
そしてこれでもかという感じでずっと夕暮れのような人工的な照明が美しくもメロドラマであることを主張する。
それらがそういう仕掛けであってストーリーの内容と合致はしているけど、結果うまくかみ合っていない感じがあって、ウディ・アレンの現在みたいなことをどうしても考えてしまう映画だった。