凄いです。
80超えた監督作品ですが、人間の愚かしさをファンタジーの様に描く。
誰でも今よりもっと良い未来を求めていきているとおもうんですけどね、良い未来を求めすぎて、今を台無しににしてしまってます。
または、よかった過去を振り返ってばかり。
登場人物たちはみんながみんな、今をどうしたらいいか。どうしたらベターなのかを判断できずに毎日を送っている様に見えました。
ケイトが恐ろしいほど、ジニーを演じきってます。ジニーは元舞台女優。だからなのか、全てにおいて大袈裟だし、すぐにカッとします。いわゆるヒステリックなおばさま。現状の不満から目を背ける為にミッキーと不倫に走る…。また。
と、言うことです。観覧車。
誰もが観覧車なんですよ、ね。
リッチーが一番可哀想でした。母も継父も彼を愛してないのでしょうか?
子供をカウンセリングに一人で行かせるなんて、リッチーが爆発するのは当然だと思いました…。
悲しい人間模様。