アギゴン

終わった人のアギゴンのレビュー・感想・評価

終わった人(2018年製作の映画)
3.5
田代壮介は東大卒で大手銀行に就職。出世コースから外れるも子会社で立派に仕事を勤め上げ定年を迎えた。趣味も持たず、仕事一本で真面目に生きてきた壮介は、自由な時間をどう過ごせば良いのか困惑する毎日。街を歩けば所かしこに老人が溢れている。壮介はそこに身を投じる事に強烈に拒否反応を示し、再就活を始めるが…。

定年退職後の第二の人生のプランは人それぞれ。でもほとんどの人は再就職を考えているのだと思う。多分私も、夫も死ぬまで働くと思うので、今から準備しておかなければな〜とぼんやり考えていますが、この作品では壮介さんみたいに高学歴が邪魔して再就職がスムーズにいかない事もあるんですね〜。
途方にくれながらも、あるセミナーに参加した時に同郷の受付嬢と知り合いになってからは、壮介さん活き活きし始め全てが上手く回って行きます。「何だかんだ、幾つになっても色恋は元気に生きていく為に必要なエッセンスなんだな〜😁」
と思いました。積極的にジムにも通って足取り軽く鍛えまくる壮介さんたらわかり易い(笑)
ジムで知り合った若きIT会社の社長に経歴を買われ、とんとん拍子に第二の人生が開花し始めて「終わった人」なんかじゃ全然ありませんでした。濁りかけた男から、男の色気さえ感じる漲る「始まった人」に変身!!
その辺は男の理想を描いている感じがしましたけど、なかなか面白かったです。
横に並んでこの映画を観ていた旦那は
笹野さんの違和感ありありな秘密の帽子にばかうけしてました。
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