映画探してて、何でか知らんが見始めて、90分後に後悔すると言う、映画さすらい人の宿命を痛感させられる作品。
当たり作品って、ハズレを引くからこそいつか巡り合えるのだろう。外れる事を恐れて宝くじを買わない人は絶対的に当選もしない、って理屈と同じ系列の議論になる気がする。当たりがハズレの数と見合わないと思う人は「自分にとっての当たり」映画に出会えない可能性が高い人生を送っているみたいな…
悔しいのでグダグダ愚痴ってクダ巻いてみたが、要は「あちゃ〜、外した〜っ！！」と思ってます。導入の人質救出作戦のくだりで戦闘シーンの兵士の動きがサバゲの人よりノタノタしてる違和感で停止ボタン押さなかった自分の負け。もう、俳優さんの演技も、悪役の凡庸さも、シナリオの間伸び感も、CGの時代錯誤とも言える酷さも、何もかもが残念。笑えるくらい誉めどころが無かった。あ、笑けてきたことが逆に褒めどころなのかな？
ハズレ馬券を空に撒き「次のレースこそ」と意気込むギャンブラーの気持ちがわかる気がする。次に観る作品こそしっかり良作を引き当てるぞ！と誓う気持ちになった事が全てみたいな作品でした。人生に無駄とかハズレがある事を嫌う人には勧めません。ハズレにはハズレなりの意味がある筈と思えて自分の肥やしになると信じられる人だけ観て下さい。
