シネクスー面白映画発掘人

LOOP/ループ -時に囚われた男-のシネクスー面白映画発掘人のレビュー・感想・評価

1.6


これ#ハンガリー映画 なんですけど、
あまり聞かない国の作品なんで、
ちょっと独特な雰囲気も感じる気がした作品でした。

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時系列を崩して、分かりづらい構造にしているため、
「あれ、これ先のシーンにつながるの?」
みたいなシーンが多い。

そして、パラレルワールドがどんどん1つの世界に集約されていく。
個人的には
ジョジョ7部の#スティールボールラン の大統領的展開に感じました。

良くタイムスリップもので別次元の自分と接触すると
タイムパラドックスが起きて世界が破滅とか、
その人物が消滅するとかって設定みるけど、
本作はそこをスルーしているのがみどころ。

ただ、タイムリープ系の映画の中では大分ご都合主義色が強く、
記憶なども都合よい感じで引き継いでいる。
何かがきっかけでタイムスリップするかとかは明示されないため、
仕組みの整合性が気になっちゃう人ととかはあまり入り込めないかも。

うまいロジックで鑑賞者をのめり込ますように撮るには
うまく脚本を組み立てなきゃいけない
ということも痛感させられますね~。

#ハッピーデスデイ、
#オールユーニードイズキル、
#トランスワールド
系のタイムリープ好きな人にオススメですが、
話の整合性云々よりも、フワフワした時間軸を味わいたい人、
不思議な仕組みの体験をしたい人にオススメした映画です!