カーネル

アイムクレイジーのカーネルのレビュー・感想・評価

アイムクレイジー(2019年製作の映画)
3.3
石井岳龍監督絡みで引っかかった。
今作の監督は石井監督や白石和彌監督、園子温監督に師事を仰いだという事で。

NHKドラマ『六畳間のピアノマン』以来、ミュージシャン古舘祐太郎に興味が湧き『いちごの唄』を観たいと思いつつ、今作が先になった。この2作は同じ2019年公開。1ヶ月違いで今作の方が後。

古舘祐太郎演じる主人公が妙にイキがってというか、真っ直ぐに見えるが実は斜に構えてるようで、今ひとつ共感できなかったが、桜井ユキ演じるママさんの力強さとその頑張りに応援したくなり、結果的に彼女の息子も含めたった1日の物語を最後まで温かい目で見守れた。
桜井ユキは守備範囲がホントに広い!!
主人公のバイト先カフェでの、彼女のピアノに合わせてセッションするシーンは心地よかった〜。(このカフェ、実際に曽我部恵一氏がオーナーであるレコード屋兼カフェCCCであるようで、今泉監督の『街の上で』にもまんまピアノ付きで使われているもよう!)

注目の1点目は
ジャージ風の上っ張りにネクタイ、
が世界一似合う男、岩谷健司。
今回の役も最高だった!!!
おいしいとこ持っていくよなぁ〜

2点目は
サニーデイ・サービスの曽我部恵一が俳優として出演している事。
上手いとは言わないけどいい雰囲気で、今後もアリだと思う。

文句としては気球のシーン。
予算がなかったのかな。
ショボかったよ。
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