まーしー

ファースト・キルのまーしーのレビュー・感想・評価

ファースト・キル(2017年製作の映画)
2.5
800Marks目はこちら。あまりパッとしなかった作品。

鹿狩りに出かけた親子が、男性同士の喧嘩現場に遭遇する。わが子を守るため、父親は発砲してきた一人を持っていた銃で射殺するが、撃った相手は警察官だった——。

事件の解明を指揮する署長ハウエルにブルース・ウィリス、容疑をかけられる父親ウィルにヘイデン・クリステンセンというキャスティング。
が、有名俳優2人の出演作品としては、地味な内容だった。

本作、喧嘩を目撃した息子が誘拐され、ウィルが犯人と取引をするストーリーだが、誘拐事件としてはスリルさに欠ける。ハウエル署長、ウィル、誘拐犯の三つ巴の展開は、それぞれの立ち位置が解りにくく、ごった煮の感は否めない。
時には銃撃戦も用意されているが、こちらもアクションとしては弱め。
誘拐犯と子どもの交流、危険と隣り合わせだった子どもの成長も含め、全体的にあっさりした印象だけが残る。

黒幕の登場など、あっと驚くストーリーとなっているが、個人的には予想の範囲内。
騙された人、驚かされた人にはポイントの高い作品かも知れない。

総じて。
アクション・スリラーとしては迫力に欠くも、時間つぶしにはなる作品。積極的にオススメはしない。