近所に住み、お互いに配偶者を失くしているルイス(ロバート・レッドフォード)とアディー(ジェーン・フォンダ)は、孤独を乗り越えるために同じベッドで寝る試みを始める。アディーの孫の世話などを経て、やがて2人に愛が生まれるが、過去への後悔と家族の問題が2人を引き離してしまう。
ダイアン・キートンとともに、老いても輝き続けるジェーン・フォンダ。「また、あなたとブッククラブで」もすごく良かったけど、正反対のアディーという役も素晴らしかった。
ロバート・レッドフォードも、「さらば愛しきアウトロー」とともに枯れた感じが良い。
この2人が揃うと、「裸足で散歩」を思い起こさずにいられない。
あの頃はただただハンサムで可愛くて、落ち着きなく楽しかったけど、老いて落ち着いた2人が見られるというのは幸せだ。
しかも、2人ともジーンズが似合ってカッコいい!!
人目を気にして生きて来たアディーは自分らしく、もっと他人にも “intrusive” に生きようとする。
そんな彼女の生き方に共感と敬意を持ったんだろう、ルイスが寝ているアディーの手をそっと撫でる場面が好きだった。
ラストも全くドラマティックではなく、かといって悲劇でもなく、とてもリアルで、良くも悪くも人生は続いていくことを感じさせた。
共に年を取る相手がいるというのがいかに幸せなことか…
こういう作品に感動するって、自分の歳を感じてしまうけど(笑)なぜか誇らしくもあるなー。