のんchan

ボビーののんchanのレビュー・感想・評価

ボビー(2006年製作の映画)
3.7
ロバート・F・ケネディが暗殺された日、事件が起こったアンバサダーホテルに居合わせた人々を描いた群像劇❗️
監督のエミリオ・エステヴェスはこの作品を作るように運命づけられていると実感して制作。

エステヴェスは1968年R・F・Kが予備選挙に勝利した夜、ホテルで狙撃され亡くなったとTVのニュースで知り、寝ていた父親マーティン・シーンを起こしたという。
あまりにも鮮明に思い出せるらしく、長い間、ケネディ家の支援者だった父親は、RFKが最後のスピーチをした現場《アンバサダーホテル》に6歳のエミリオを連れて行き、手を握りしめて大ホールを歩き回って、我々の失ったものについて話してくれたと。

そんな思い出を基にして『ボビー(RFKの愛称)の精神を称える物語を作りたい』と決心し脚本に取り掛かった。その脚本の内容がハリウッドに広まり、そのテーマの熱意に同意した22人のアンサンブルキャストが最低の出演料で同意しての作品らしい。

⚫︎アンバサダーホテルを退職したドアマン役をアンソニー・ホプキンス
⚫︎ドアマン仲間の役でハリー・ベラフォンテ
⚫︎ホテルの支配人はウィリアム・H・メイシー
⚫︎支配人の妻で美容師はシャロン・ストーン
⚫︎支配人の浮気相手にヘザー・グラハム
⚫︎ラウンジ歌手役デミ・ムーア。ムーアとかつて婚約していたエステヴェスと夫婦役
⚫︎エステヴェスはムーアの夫でマネジャー役
⚫︎厨房マネジャーはクリスチャン・スレーター
⚫︎副料理長にローレンス・フィッシュバーン
⚫︎宿泊している裕福な夫妻にマーティン・シーンとヘレン・ハント
⚫︎ホテルで偽装結婚をする若い男女にイライジャ・ウッドとリンジー・ローハン


内容的には、大人数がバタバタと展開していくので、演技力を堪能する間もほとんどないが、実際の夜をリアリティを持って再現したかのようで、特にアメリカ人なら誰もが観てみたくなるのかな?という感じ。

様々な俳優たちが同じ気持ちを持って一緒に作り上げた感じは観る価値あるかな🌟
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