しゃりあ

囚われた国家のしゃりあのレビュー・感想・評価

囚われた国家(2019年製作の映画)
4.2
悪かったところを先に挙げると、ポスターの二足歩行兵器とかほぼ出ないし動かんところ
ドンパチはやらないし、「予算の都合上見せられないよ!」という部分がたくさんあるんだろうな…というのがとても寂しい気持ちにさせてくれるが、そういう低予算で人間メインの映画なのだという前提で観に行けば非常に面白いと思う

設定の提示や関係性の見せ方は、常に必要最低限だし、セリフではなく動画で写すことによって進行させるので、観客は画面から「分かったこと」と「分からんこと」を常に拾う必要がある
またそういった説明に加えて、先の展開の予感としても部分的にクリシェを使ったりするが、だいたい予想をズラしながら話が展開するので割とハラハラするし、良い意味でいつ終わるのかわからない映画だった

エイリアンのデザインだけど、磁性流体みたいな生物なのかと思ったら、普通に宇宙服だったのが面白い
ハンターは普通に工学的な服を着てる
異生物的なデザインのエイリアン(そのままエイリアン)と、プレデターみたいなエイリアンが一度にただ服が違うものとして出てくるのなかなかないんじゃないかな?

第九地区とエリジウムの間くらいに出てたら売れてたのかな〜 でも広報の仕方はやっぱり詐欺だと思うわ