『海賊戦隊ゴーカイジャー』はスーパー戦隊35作記念並びに東映創立60周年記念作品だけあって、なんと製作された主演劇場作品は５本（通常は３本）。本作はその１本である。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』の最大の売りはゴーカイジャーが歴代戦隊に変身できること、そしてゲストの歴代出演陣の多さであろう。本作も『ゴーオンジャー』から逢沢りな、杉本有美、及川奈央、『ゴレンジャー』から野球仮面（声:永井一郎）、『デカレンジャー』からエージェント・アブレラ（声:中尾隆聖）とその部下たち、そして歴代戦闘員軍団と豪華な顔ぶれである。もはやマニアック過ぎて子供たちや一般人には理解不可能だ。もちろん、僅か30分とはいえ、TV版以上のアクションと特撮で迫力ある映像をたっぷり見せてもくれる。９年たった今観ても古さを一切感じさせないレベルに達しているから驚かされる。
現在はDVD・BD、ネット配信などで好きなヒーローを簡単に観られる。再放送の度にTVにかじりついていた昔と違っていい時代になったものだ。大人になっても特撮ヒーロー作品は良い。元気をもらえる。
