喜連川風連

JUNK HEADの喜連川風連のレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
4.5
狂気!!素晴らしい!!

今すぐ全国東宝東映系でロードショーするべき。

東宝円谷特撮映画やハリウッドの超大作がわずか3人で作り上げられた。

アングル、見せ方、編集点が練りに練られていてその過程を見ているだけでも面白い。

キャラクターたちは独自の言語を話し、男性の声は全て監督が担当。

序盤15分はストップアニメーションすげえええってなってたのが、中盤以降は、ストップアニメーション関係なしに見入ってしまった。

アクションはかなり、マトリックスを意識している。

銃をぶっ放しながら、敵の下を潜るショット。

異形の生命体は、スターウォーズのタトゥーインや、トマトアドベンチャーを想起させた。

地上の人間が生殖機能を失い、「生物らしい生々しさ」から遠ざかる中、地下にはびこる生き物たちから、気持ち悪いくらいの生命感が溢れる。

振動や画面の揺れを使い、緊張感を煽り、適度に笑いを入れるセンスたるや!

このクリエイターに投資しないで、誰に投資するんだ!

日本からまた才能が登場したぞ!!
その軌跡に刮目せよ!
喜連川風連

喜連川風連