しゅう

JUNK HEADのしゅうのレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
3.9
字幕版を鑑賞。と言っても字幕版がデフォルトなのか。

作者の驚異的な情熱と努力は取り敢えず置いておいて。

ストップモーションアニメという手法を選択したのが大正解。

ディストピアSFとしての設定や物語の展開、個々の描写は結構ベタなので、もしVFX使用の実写だったらありふれたB級映画として埋れていた所だが、パペットの登場人物たちの"造り物感"からくる寓話性と、多彩なクリーチャーのキモかわいいデザインと動きの何とも云えぬユーモラスさがこの映画を唯一無二のものにしている。

話のボリュームやこれ一本で完結していない事を考えると、もう少し刈り込んで90分ぐらいに納めた方が映画としてのテンポが良くなるとは感じたが、何にしても是非続編が作れる様にと滅多に買わないパンフレット(監督の自主製作版)を購入した。
しゅう

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