東京国際映画祭学生応援団

JUNK HEADの東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
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映画制作の常識を覆す、驚異のストップモーション。小さな部屋から生まれた壮大なディストピアがクセになる…。

環境汚染・種の多様性・有性生殖と無性生殖・宗教など…本作から考えられるキーワードは数多あり。
やや難解な設定ではあるものの、キャラクターの魅力とユーモアによって万人が楽しめる作品と言えるのではないだろうか。

元より三部作構成を予定しているようで、本作1本のみでは物語が完結しない、それどころか何も解決されていないのだが…残る2作も必ずや観たくなる伏線の張り方がずるい!笑

堀監督の膨大な知識が垣間見れる100分間は、わくわくニヤニヤが止まらない。舞台の地底世界に負けず劣らずの、深い深い映画愛と、堀監督の哲学を、ぜひ引き続き見ていきたいと思う。

学生ごときが偉そうに失礼しました。
久々の劇場で観る映画、楽しかったです!

《鑑賞者: ひろ》