Eのビブロフィリア

JUNK HEADのEのビブロフィリアのレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
3.9
詳細後で。

5〜3.8あたりを行ったり来たりです。
5は創作のエネルギーに重きをおいての評価。数年という年月で磨かれた素晴らしきエゴと業と自我への讃歌としてなら満点で5。あと、何より世界観・造形は5の満員御礼。
3.8あたりの時は、普遍性はあるしカルト映画のくくりで時代に残る作品ではあると思うし
とても素晴らしく良い部分であるという前提の下、創作のエゴだったり特にここ数年の目まぐるしい世の中を見てなかった匂いがキツい。後、意識的かは存じ上げないが端々にあれやこれやの影響が感じられる。
が、そんなの補って余りある情熱。
拘り抜いたカットやシーン、物語、構成。
完璧に近づこうとした故に物足りなさも少し出てるがー足りないぐらいが物語に勢い出たかもー、
称賛として、いっそおぞましい程の創作への執着から産まれた世界。とにもかくにもこんなに沢山の魅力的キャラクターに出会える事多くない奇跡なのでパンフレット後生大事に何度も擦り切れるまで読みます。
まるで変わってほしいように書きましたが
このままでいてほしい気持ちもありますし、
どう変わったり乗り越えていくのかも見たいという鑑賞者の残酷なエゴもあるので現時点で行く末が楽しみな唯一の監督であります。


一時期といってもだいぶ前だがこういうダークなテーマパーク行きたいってのがインターネット密かに流行っていた覚えがあるが、JUNKHEADのテーマパークあったら行きたい。