実体を無機物化する技術によって人類は不死の力を得る代わりに、生殖能力が失われていった。しかし、原因不明のウィルスの発生により人類は絶滅の危機にさらされてしまう。この事態を解決すべく、地下に住む人工生命体マリガンの生殖能力を研究する為、1人の男が地下へと送られて…な話。
独学で、ほぼ一人で、7年の年月をかけて作られたという驚異のストップモーション・アニメ。妙に字幕の翻訳が凄いと思っていたら、日本の作品だったとは。
主人公のバートン(ティム・バートン?)が様々な巡り合わせから様々なロボットの身体になりつつ、地下世界の不気味な生き物やマリガン達と交流していくのが面白い。スゴイのに出会う→逃げる→なんとかなる、というパターンが多いものの、ストップモーションでこれだけ滑らかな動きをしているのも、そういうのが好きな人には中毒になりそう。
『BLAME!』や『少女終末紀行』あたりが好きな人には登場人物に対して過剰すぎる建造物達もハマるかもしれない。
3部作の最初ということでパート2も楽しみだけど…どうも難航しているらしい。頑張って作って欲しいけど、海外のスポンサーをつけた方がいいのではなかろうか。