HAYATO

JUNK HEADのHAYATOのレビュー・感想・評価

JUNK HEAD(2017年製作の映画)
3.1
2023年499本目
堀貴秀監督が、ほぼ1人で7年かけて製作したストップモーションアニメーション
人体を無機物に転化する技術によって、不老不死を手に入れた人類は、新種ウイルスの発生によって存続の危機に陥っていたが、そんな中、遥か昔に創造した人工生命体「マリガン」に生殖能力の可能性が見出される。
モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど、世界的に高く評価されている作品
原案、監督、キャラクターデザイン、セット製作、撮影、音楽、声優、編集等々、ほぼ全部を自分でやってのけた堀監督が凄すぎる。
総ショット数約14万コマなんて、その苦労はもはや想像できない。
思っていたよりもグロいシーンが多く、主人公が常に死と隣り合わせのハラハラドキドキな展開が続く。
無機質なディストピア的世界観が魅力的で、不気味な雰囲気にそそられる。
気持ち悪すぎる化け物のデザインは、『パンズ・ラビリンス』を彷彿とさせ、ギレルモ・デル・トロは本作を気に入りそうだなと思いながら見ていたら、既に絶賛するコメントを出していたみたい。
本作は3部作の1作目みたいなので、2025年公開予定の2作目を楽しみに待ちたい。
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