堀貴秀監督が7年かけてほぼ一人で作り上げたというストップモーション映画である。
2009年から作り始めた短編映画を発表したのが2013年。それが好評を得てスポンサーが付き、本作の制作に取り掛かったのが2014年。本作が公開されたのが2021年である。「我慢」とか「忍耐」という言葉が忘れられつつある昨今では驚異的なことだ。
しかし、内容はさほど面白くない。世界観がいまひとつ好きになれないし、感動的なテーマで貫かれているわけでもない。訳の分からない言語も耳障りだ。
ただただ「すごいなぁ」と思いながらの90分。次作『JUNK WORLD』を2025年公開を目指して製作中とのことだが、たぶん観ない。