鍋山和弥

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Manの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

流されてる情報が、真実とは、限らない。ハッカーだから、知り得た真実。それを、青臭い正義感で、白日の元へ。今作品内では、それができたが、それも、『公安9課』の、公正な、正義感、賜物。だが、複雑化された、この世の中。それを、可能にできてる者が、どれだけいるだろう?少なくとも、僕には、できていない。これが、正しいはずなのにと、思うことはあっても、貫けず、悔しい思いをする。複雑化された世の中、高度な頭脳がなければ、正義も、ろくに貫けないし、この白日の元に、さらした、この行為で、世の中が、大きく変わるとも思えない。誰かを、裁いても、後釜が、できるだけ。だから、正義を、貫くのは、難しいし、正義感を、利用されることすらある。発達した世の中は、何を、生み出すのだろう?表に出ない、悪人を、裁くには、やはり、表に出ない、組織が必要。それも、絶対の信頼関係で、結ばれた組織が、・・・・。でも、その組織は、デカい組織だと、腐食する。世の中が、世の中である限り、どんなに、正しい目的の組織も、腐ったリンゴのように、腐食する。『公安9課』は、少数精鋭で、出世に、興味のない、正義感の組織だからこそ、成り立っている。これこそ、『現場』だ。『踊る大捜査線』の、『所轄』と同じだ。組織は、信用できないが、それは、上層部ということ。『公安9課』は、上層部にも、逆らえる少数精鋭。出世に、興味のない、少数精鋭だからこそ、仲間の絆が、強く。腐食しないのだ。でも、これで、世の中が、大きく変わるわけではないことは、残念なことだ・・・・。
鍋山和弥

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