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僕の世界の中心はのるんPANのレビュー・感想・評価

僕の世界の中心は(2016年製作の映画)
3.0
ドイツで1998年に発刊されたティーン向け小説の実写化作品。

癖のある演出が良い味出してて良き。ただの(と言えば聞こえが悪いけど)恋愛作品では無いストーリーも良き(日本では恋愛モノみたいに宣伝されてるのが残念だけど)。

17歳少年の愛と苦痛と成長を描いた作品。主人公の成長と家族愛に主軸を置いていて、恋愛・友情は補完要素。あくまでも主人公視点でしか描かれないから、彼氏と親友がどういう経緯で浮気してどういう心情なのかが分からないからモヤっとする部分は否めない。親友の恋人を寝取ったことがある人には感じ取れるものがあるのかもしれないけど、ノリと勢いだった記憶しかない() いずれにせよ、母や姉も含めて主人公以外の心情は想像することしかできないからこそ、より深みが増す側面もある。ただ、キーパーソンとも言える姉をもう少し掘り下げてほしかった。父親の素性や遺伝した(?)姉の心情とか気になるけど、原作で主人公が旅立った後の話になるんだろうなぁ...続き読みたい

著者の短編小説で一部キャラのその後が描かれてるらしいけど、日本語版はおろか英語版すら発刊されてない...気になるけどドイツ語は流石に...笑


P.S.原作読みたい
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