【日本アニメは新海や米林だけじゃない】
どっこい、山村浩二だってマイペースで作り続けている。今回の特集上映《山村浩二 右目と左目でみる夢》は最近の仕事集といった風で一見、小粒。が、噛むほどに味が出る作品の方が多いのでは。
その中で目玉の『サティの「パラード」』は見たままの楽しき仕上がり。『頭山』『カフカ 田舎医者』の頃より、よりシンプルに軽妙にと、作者の意識が変わって来たのかな?
上映作では以下が心に残りました。
…と、前のサイトでは特集上映全体で作品ページがありましたが、こちらにはないため、個別で切り出し、作品ページがあるものに投稿しておきます。メモ的ですが。
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●古事記 日向篇
劇場初公開とのこと。
NHKBS番組の素材で、「禊」「天照大御神」「木花之佐久夜毘売」「海佐知山佐知」をアニメ化したもの。
過去作を見ても、しっかりした原作物語に対し、料理の手腕を発揮すると濃ゆくなる気がする。本作もそのケースかと。
しかしどこの国の神々も、自分勝手でバイオレンスなのが多いみたいね。そんな神を創造した当時の人々が、どんな想いだったかに、想いを馳せてしまいます。
ヤマムラアニメーションは、今後も追いかけますので、作り続けて欲しいです。まだまだ期待しております。
<2017.8.17記>