ハマチン

GONIN2のハマチンのレビュー・感想・評価

GONIN2(1996年製作の映画)
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邦画界のヴァイオレンスといえば北野武と石井隆。
三池崇史は、正直漫画っぽい暴力描写が苦手。

前作の「GONIN」は落ちぶれた男たちが命をかけてヤクザから金を奪ったが、今回は女たちの戦い。
相変わらずの夜と雨のシーンが多かったり、前作のディスコが登場したり前作のキャストが特別出演してたり(エンドロール見るまで全く気づかなかった!!)と楽しませてくれるポイントは多い・・・だけど・・・。

一作目の魅力って、主要キャラクターたちが魅力があったのとその魅力的なキャラクターが一人一人と、これまた魅力的というか死を体に纏ったような殺し屋に追い詰められていくところが注目されるポイントだったのに比べて、こちらはキャラクターたちに魅力を感じ得なかったのと、物語のテンポもあまり良くなく凡作になってしまっていた。
緒形拳演じる、町工場のおじさんの復讐劇と宝石泥棒をした女たちの話がうまくクロスできていないのが一番の問題だと思う。
そして、GONINを追い詰める鶴見慎吾が演じる殺し屋が見た目のインパクトはあるんだけど、やはり一作目のビートたけしと木村一八のコンビにはかなり劣る。

しかし、大竹しのぶの女子高生姿はかなりキツいし、ありゃあ最早ホラーだね。
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