ゆき

累 かさねのゆきのレビュー・感想・評価

累 かさね(2018年製作の映画)
3.7
剝奪

二人が「主演」の物語。
展開は想像よりもスピーディーでリズミカル。
人の醜さを誇張するように、湿度の高い感じも好みでした。
転がし、転がされ、人生を奪い合う中で、「良い子」の代名詞だと思っていた土屋太鳳ちゃんが性根の悪い様を見せつけてくれてちょっと感動した。笑
見た目だけで人生は勝ち取れるのか。
原作はどうやって展開しているのかも気になる。

***
天才的な演技力を持つ累は、顔に負った大きな傷がコンプレックスである。美貌を生かせないある理由を抱える女優・ニナ。二人は互いが求めるものを埋め合わせるように、累の母が遺した一本の口紅を使い、顔を入れ替えることにする。
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