かなた

累 かさねのかなたのネタバレレビュー・内容・結末

累 かさね(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー累は本当に凄い映画でしたね。
二人の天才女優が
いなければ成立しなかった
映画で
最後までどうなるのか。
分からない息をのむ
展開で本当に素晴らしい映画でした。

累は
累役の芳根京子さんと
ニナ役の土屋太鳳さんの
演技が素晴らし過ぎて
累の口紅で入れ替わる設定と
ニナの難病で数ヶ月眠ってしまう設定が
物語が本当にどうなるのか。
見逃せなくなる展開で
最後までハラハラしました。
最後の驚きの結末に
びっくりしました。
こう終わるのかと

累は
檀れいさん演じる
母が伝説の女優で
天才的に演技が上手いが
顔が口裂け女みたいに
切られて醜い設定。
ニナは演技はヘタだけど
絶世の美女の設定。
その二人の顔を入れ替わる設定は
本当に秀逸です。

横山裕さん演じる
演出家。
またいい味だしてるんですよ。
あんなイケメン演出家は
なかなかいないですが。
本当に上手いんですよね。
二人が恋をして
取り合って
二人が
入れ替わっているのを
見抜いている
本当に素晴らしい演出家の
設定なんだろうなと思います。

浅田忠信さん演じる
マネージャーが
また物語に
深みをあたえていて
二人の事を分かっていて見抜いていて
累のお母さんの
大ファンで
またあの光景を見たいんだなと
思って見ていましたが。
狂っているなと
狂わされてしまったと
言った方が正しいんですが。

最後の舞台は
なんでこんなにも
怖い題材を選んだんだろうと
思ったら
最後に分かるんですよね。

二人の最後の対決は
命がけで演じたんだろうなと
ハラハラして見ていました。

二人とも憎しみあっていますが。
言葉と行動は憎しみあって
いますが。
二人とも絶対に殺そうとも
しないし
絶対に助けてとか
思いあっているんですよね。
友達と言えるほど
生やさしい関係では
ないですが。
二人とも
幸せになってほしいと
心の中では思っているんだろうなと
思いました。

個人的には
本当に大好きな映画ですし
舞台版やらないかなと
思いますが。
人に勧めるとか
そういう映画ではないので
個人的に楽しんで見る
映画としておススメです。
傑作でした。
漫画も読みたいですね。
かなた

かなた