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累 かさねのぴよぴよのレビュー・感想・評価

累 かさね(2018年製作の映画)
3.8
キラキラした甘い青春モノのヒロインばかり演じてるイメージの土屋太鳳…あまり好きじゃなかった。でも何故かこの映画には惹かれるものがあって、結局上映最終日の最終回に飛び込み鑑賞🏃‍♂️

物語の設定が面白い。顔に醜い無残な傷を持つ累(かさね)芳根京子と、美しい新人舞台女優ニナ土屋太鳳。

亡き母で舞台女優の檀れいから託された口紅を塗ったかさね。ニナとくちづけを交わすと2人は瞬時に入れ替わる…12時間限定で。

心に闇を抱えた暗いかさねは、ニナの美貌を借りて華やかな舞台の世界に躍り出る。

醜い傷から生じた心の闇を、演劇の舞台で見事に表現するかさね。成功したら元に戻るつもりのニナにも焦りが生じてくる。

どちらがかさねでどちらがニナか…ホンモノの舞台も絡めて見応えがある。

青春恋愛映画主演の時は甘ったるい声の土屋太鳳が、ドスの効いた声で叫ぶ意外性。ダンスの能力も活かして、舞台上で生き生きと輝く✨うん!朝ドラ以来見ている土屋太鳳の出演作の中でも出色の出来!

浅野忠信のマネージャーはどちらの味方?物語は複雑に展開していくから最後まで飽きさせない。

2人の女性の出世欲と恋愛をめぐる軋轢…醜いのは傷だけじゃない。

もし私が顔を変えられるなら…超絶美貌のシャーリーズセロンになってキアヌリーブフと恋してみたい💕図々しいかな?😅
クロエモレッツになって真夜中のダイナーでデンゼルワシントンとお話するってのも憧れるなぁ✨
12時間限定だけどね😅
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